株式会社エヌ・シー・エヌってどんな会社？事業内容、仕事内容、働き方は？

エヌ・シー・エヌは、「New Constructor’s Network」の頭文字を取ってNCNとも呼ばれ、木造建築業界においてビジネスプラットフォームを展開しています。主に木造建築の構造設計を事業化し、独自の建築システム「SE構法」を開発。これにより、全国約600の工務店と協力し、耐震性に優れた木造建築を提供していますよ。

会社の主な目標は二つあります。「日本に安心・安全な木構造を普及させる」ことと、「資産価値のある住宅を提供する仕組みをつくる」ということですね。これらを達成するために、木造建築の耐震性の向上に焦点を当て、安全性の確保と同時に資産価値の向上を目指しています。

NCNでは、脱炭素社会実現に向けて、①木造化、②耐震長寿命化、③省エネ住宅化という三つのアプローチで取り組んでいます。これらにより、環境負荷の低減を目指し、持続可能な社会構築に貢献していますよ。

SE構法は、阪神淡路大震災で多くの木造住宅が倒壊する中、木造建築物の耐震性の問題を解決するために開発されました。この構法により、許容応力度計算を基にした構造計算を実施し、強度・安全性の高い木造建築を実現しています。これにより、耐震性の無い家が多い日本で、安全な住宅を提供できるというわけですね。

「SE構法」での構造計算はS造やRC造で用いられる手法を採用しております。特別な構造計算プログラムを使用して立体解析を行い、安全性の高い設計を可能にしています。また、これにより、一般の木造住宅では義務ではない構造計算を全棟に実施し、耐震性の確認を徹底しているんですよ。

「SE構法」では、品質とトレーサビリティが重要とされ、指定されたプレカット工場からのみ資材を供給します。この確立された供給体制を通じて、高品質な建築資材の安定供給を実現。さらに、600社を超える工務店とのネットワークを構築し、「SE構法」を支える強固な体制を築いています。

2010年の「公共建築物における木材の利用の促進に関する法律」以降、保育園や老人ホームなど住宅以外の木造化が進んでおります。エヌ・シー・エヌでは、これら中大規模建築への事業拡大を進め、高度な構造計算技術を活かし市場の需要に応えています。

はい、2025年卒の学生を対象とした環境設計インターンシップを募集しています。断熱性能や日射遮蔽性能などの省エネ性能について学び、現実の業務をシミュレーションするこのプログラムは、先輩社員との交流もあって非常に実りあるものです。

インターンシップは、東京本社と大阪支店で実施されます。11月17日に大阪支店、12月22日には東京本社で開催される予定です。東京本社は最近移転したばかりの新しいオフィスで、快適な環境で体験できますよ。

インターンシップではまず会社説明があり、その後省エネルギー計算の基本から具体的な実務、結果報告書の作成方法について学びます。参加者は先輩社員との交流を通じて、実際の業務や社風を深く知ることができますよ。

応募資格は、建築系学科や住環境系学科に在籍する学生で、特に温熱環境系を専攻している方が望ましいですね。関心のある学生はぜひ応募して、エヌ・シー・エヌでのインターンシップに参加してみてはいかがでしょうか。