株式会社デンソーアイティーラボラトリってどんな会社？事業内容、仕事内容、働き方は？

2000年に自動車部品のメガサプライヤーであるデンソーによって設立されました。この会社はデンソー本体とは別に、独自の研究者を採用し、自動運転や次世代のモビリティ関連の技術開発に力を入れているんですね。斬新なアイデアと先進的な技術を持ち込み、デンソーを通じて社会に製品として送り出すことを目指しています。

現在の業務は主に、自動車を中心とした周辺環境のセンシングシステム、画像認識、対話、ユーザーインターフェイス、制御などの技術研究が中心です。特に、自分の興味ややりたいテーマに基づいて研究を進めることが推奨されており、自主性を尊重した環境が整っています。今後は、Connected CarやMaaSといった領域でも技術開発が進められます。

組織は従来の室や課ではなく、研究分野ごとにクラスターというグループを構成しています。自分の興味や関心に応じて好きなクラスターに所属できる自由度があり、また複数のクラスターにも属することが可能です。社員が新たなクラスターを立ち上げることもでき、壁がなく自由闊達に議論やコミュニケーションが行われています。

入社後はメンター制度があり、会社生活や技術力向上のサポートを二人三脚で行います。また、親会社デンソーの様々な研修プログラムを受講することができ、自身の能力や興味に合わせて成長できる環境が整っています。中堅クラスになると、これまでの業務を振り返り、マネジメントを体系的に学ぶ機会も提供されます。

多分野の研究者が在籍しており、分野を越えて日常的なディスカッションや交流ができる点が魅力です。また、学会発表が奨励されており、大学や他社の研究者との交流を通して自身の研究成果を高めることができます。さらに、自分の育んだ技術をデンソーを通じて量産・社会展開するルートがあることが、大きなモチベーションとなっています。