株式会社稲庭うどん小川のこだわり。国内初JAS認定と五段熟成の秘密

秋田県湯沢市で、伝統の「稲庭うどん」を製造・販売する株式会社稲庭うどん小川を徹底解説。「稲庭うどん」で国内初の特定JAS認定を取得した高い技術力や、油を使わない独自の「五段熟成」製法、伝統を守りながらも革新を続ける社風について、Q&A形式で紹介します。
「稲庭うどん」を製造する株式会社稲庭うどん小川

株式会社稲庭うどん小川は、どのような事業を行っている企業ですか?

秋田県湯沢市稲庭町を拠点に、日本三大うどんの一つである「稲庭うどん」の製造・販売を行っている企業ですね。1982年の創業以来、厳選された小麦粉、塩、水のみを使用し、職人の手作業による伝統的な製法を守り続けています。自社ブランドでの販売はもちろん、贈答用や業務用としても広く展開し、国内外へ秋田の味を届けていますよ。

稲庭うどんメーカーは数多くありますが、小川ならではの特徴は何ですか?

最大の特徴は、「稲庭うどん」として国内初となる「特定JAS認定」を取得している点です。これは、伝統的な製法や品質基準を厳格に満たしていることの国による証明と言えます。また、一般的な手延べ麺に使われる油を一切使用せず、小麦本来の風味を引き出す独自の製法を貫いています。このこだわりが、小川のうどん特有のコシとのど越しを生み出しているんですね。

「五段熟成」という言葉がありましたが、これはどのような製法なのでしょうか?

麺を作る工程で、なんと5回もの熟成を行っているんです。生地を練り上げてから乾燥させるまでの4日間、職人が温度や湿度を見極めながら「練り」と「熟成」を繰り返します。手間暇はかかりますが、この工程を経ることで麺の中に細かい気泡(美泡)が生まれ、茹でた時に絶妙な食感とコシが生まれるのです。まさに「美泡が生まれてコシが生まれる」、職人技の結晶ですね。

職場の雰囲気や、働いている人たちはどのような感じですか?

熟練の職人から若手スタッフまで、幅広い年代が活躍しています。伝統産業を守るという誇りを持ちつつも、新しいことにも挑戦する柔軟な姿勢があるようです。例えば、製造工程の一部を機械化して効率を上げつつ、味の決め手となる部分は必ず人の手で行うなど、伝統と革新のバランスを大切にしています。チームワークを重視し、良いものを作ろうという真摯な熱意が感じられる職場ですよ。

海外への展開なども行っているのでしょうか?

はい、積極的に行っています。ドイツやタイなどの海外展示会にも出展し、「Inaniwa Udon」の魅力を世界に発信しています。伝統的な食材でありながら、グルテンフリーやヴィーガンといった世界の食トレンドにも対応できる可能性を秘めており、グローバルな視点を持って事業を展開している点も、この企業の大きな魅力と言えるでしょう。

今回の求人では、どのような仕事内容が募集されているのでしょうか?

主にうどんの製造職や、品質管理、営業職などが募集されることが多いですね。製造職であれば、生地の練りから延ばし、乾燥、選別といった各工程を経験し、将来的に職人として活躍することが期待されます。未経験からでも先輩職人が丁寧に指導してくれるので、日本の食文化を支える技術を一から身につけることができますよ。

最後に、どのような人がこの会社に向いていると思いますか?

日本の伝統文化や食に関心があり、ものづくりに対して誠実に向き合える人が向いています。単純作業に見える工程にも深い意味があり、それを追求する探究心も大切ですね。また、地域ブランドを世界へ広めたいという意欲のある方にとっても、非常にやりがいのあるフィールドだと思います。「伝統を守りながら進化させる」、そんな気概を持った方におすすめですよ。
会社情報
株式会社稲庭うどん小川
1982年4月
2,000万円
秋田県湯沢市稲庭町字大森山2-20



