アパレルの職務経歴書の書き方とは?販売員・店長経験者向けの例文を紹介
アパレルの職務経歴書の書き方は実績を数字で表現することです。売り上げやマネジメント人数など客観的な指標で伝えることが重要です。この記事では、販売員や店長経験者向けの職務経歴書の例文を紹介します。
アパレル販売員・店長が職務経歴書で自己PRに書くべきは”実績”

アパレル業界の転職において、採用担当者が最も注目するのは「この人は自社でも同じように活躍してくれるか」という再現性です。 単に「一生懸命接客しました」と伝えるだけでは、あなたの市場価値は伝わりません。 客観的な事実に基づいた実績を提示することが、選考通過の絶対条件となります。
売り上げ貢献
売り上げの実績は、最も分かりやすい評価指標です。 個人売上だけでなく、店舗全体の予算達成率や、昨年対比での成長率を記載しましょう。 また、売るための工夫として「セット率の向上」や「客単価アップ」のためにどのようなアクションを取ったかを具体的に示します。
マネジメント
店長やサブ店長経験者の場合、組織としての成果を強調してください。 スタッフの教育によって離職率がどう変化したか、あるいはチーム全体の売上がどれほど向上したかをまとめます。 具体的なマネジメント人数や、部下の昇格実績なども強力な武器になります。
顧客満足
数字で見えにくい部分は、顧客からのフィードバックやリピート率で補完します。 「顧客数〇〇名」といった数値や、本社から受けたCS表彰などの実績があれば必ず記載しましょう。 「自分にしかできない接客スタイル」が言語化されていると、他者との差別化に繋がります。
資格
アパレル業務に直結する資格は、専門性の証明になります。 リテールマーケティング(販売士)や色彩検定、繊維製品品質管理士(TES)などが代表例です。 資格そのものだけでなく、その知識を実務のどこに活かしたかまで言及すると評価が高まります。
アピールすべきは「頑張り」ではなく「結果を出した仕組み」です。なぜその数字が出せたのかというプロセスを論理的に説明できるように準備しておきましょう。
アパレル業界の職務経歴書で「評価される」基本の書き方3ステップ

職務経歴書を作成する際は、いきなり書き始めるのではなく、情報を整理する手順が重要です。 以下の3ステップを踏むことで、論理的で説得力のある書類が完成します。
ステップ1.働いたアパレルでの実績をまとめる
まずは自分の経歴を棚卸しします。 「いつ」「どのブランドで」「どんな役割を担い」「どんな成果を出したか」を書き出してください。 この段階では、些細なことでも構いませんので、過去の振り返りを徹底的に行います。
ステップ2.実績を職種や会社に合うように書き換える
次に、応募先企業が求めている人物像に合わせて内容をチューニングします。 例えば、スピード感を重視するブランドなら「効率的なオペレーション能力」を、高級志向なら「丁寧な顧客対応力」を強調するように書き換えます。 相手が「欲しい」と思っている強みを前面に押し出しましょう。
ステップ3.実績をなるべく数字や工夫に言い換える
最後に、書き出した内容を「定量的(数値的)」な表現にブラッシュアップします。 「多くの顧客を獲得した」ではなく「月間リピート客を前年比120%に伸ばした」のように、誰が見ても分かる形に変換してください。 具体的な数字が入ることで、あなたのスキルの信憑性が一気に高まります。
【可能であれば】アパレル・異業種の友達に職務経歴書を見てもらう
自分では当たり前だと思っているスキルが、実は他業種から見ると非常に貴重なものであることは多々あります。 特に異業種の友人に読んでもらうことで、専門用語を使いすぎていないか、論理的で分かりやすいかを確認できます。 第三者の視点を入れることで、独りよがりな書類になるのを防ぐことができます。
【職種別】アパレルの職務経歴書の書き方例文
ここでは、状況に合わせた実績の伝え方を表にまとめました。自分の状況に近いものを参考にしてください。テンプレートは下記よりダウンロードください!
販売員からアパレル別業種(デザイナー/バイヤー/生産管理)に転職する場合の例文
下記にて、販売員からアパレル別業種(デザイナー/バイヤー/生産管理)に転職する場合の例文をまとめました。参考にしてみてください!
職務要約
レディースアパレル店舗にて3年間、接客販売および商品管理に従事してまいりました。現場で直接お客様の声を聞く中で、市場のニーズと商品の乖離を肌で感じ、「より顧客満足度の高いものづくりに携わりたい」と強く考えるようになりました。売上目標達成への貢献だけでなく、トレンド分析や在庫動向の把握に注力し、常に市場視点を持って業務に取り組んでいます。
自己PR
私の強みは、接客を通じて培った「顧客ニーズの言語化能力」です。単に売るだけでなく、お客様が「なぜその商品を選んだのか」「なぜ購入を見送ったのか」を詳細に分析し、週次報告書を通じて本部へ改善提案を行ってきました。この現場視点の分析力は、バイヤーや生産管理といった、数値とニーズを繋ぐ職種において大きな武器になると確信しております。
生かせる経験
- 接客販売によるリアルな顧客ニーズの把握と蓄積
- 売上データ(POS)に基づいた売れ筋・死筋商品の分析経験
- トレンドを反映したVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の構築経験
販売員から別店舗の販売員に転職する場合の例文
下記にて、販売員から別店舗の販売員に転職する場合の例文をまとめました。
職務要約
カジュアルブランドにて4年間、販売スタッフとして勤務いたしました。個人の売上目標を12ヶ月連続で達成したほか、リピーター獲得に注力し、年間で約50名の新規顧客を個人指名客へと繋げました。ブランドの世界観を体現したスタイリング提案を得意としており、お客様のライフスタイルに寄り添った接客を心掛けています。
自己PR
「またあなたから買いたい」と言っていただける関係性作りを最も大切にしています。顧客一人ひとりの購入履歴や好みを徹底的に把握し、ご来店前にお勧めの商品をリストアップするなど、パーソナルな提案を実施してきました。その結果、顧客単価は店舗平均の1.2倍を維持しております。貴社においても、ブランドファンを増やすパートナーとして貢献したいと考えています。
生かせる経験
- 高いコミュニケーション能力によるリピーター・顧客の獲得
- 客層に合わせた柔軟な接客スタイルとスタイリング提案
- 店舗オペレーション(レジ・検品・棚卸し)の正確かつ迅速な遂行
アルバイトから販売員に転職する場合の例文
下記にて、アルバイトから販売員に転職する場合の例文をまとめました。
職務要約
大学卒業後、セレクトショップにて2年間アルバイトとして販売業務に従事しました。接客の基礎から商品知識の習得、在庫管理まで幅広く担当し、正社員スタッフと遜色ない売上成績を収めてきました。今後はより責任ある立場でブランドの成長に貢献したいと考え、正社員登用を目指しています。
自己PR
「主体的に動く姿勢」が私の長所です。アルバイトという立場ながら、SNSでの商品紹介や店舗ブログの更新を自ら名乗り出て担当しました。投稿したコーディネートがきっかけで完売する商品も出るなど、集客と売上に直接貢献することができました。決められた枠組みを超えて、店舗のために何ができるかを常に考え行動する姿勢を大切にしています。
生かせる経験
- 2年間の継続的な勤務によるアパレル販売の基礎スキル
- SNS(Instagram等)を活用した情報発信と集客の経験
- チームワークを重視した店舗運営への協力姿勢
販売員から店長候補に転職する場合の例文
下記にて、販売員から店長候補に転職する場合の例文に転職する場合の例文をまとめました。
職務要約
国内アパレルブランドにて5年間、販売員として勤務しております。直近の2年間はサブ(店長代理)として、売上管理のほか後輩スタッフ3名の教育も担当しました。自店の課題を数値から分析し、具体的な改善策をチームで実行することで、昨対比110%の売上を達成した実績があります。
自己PR
店舗全体のパフォーマンスを最大化させる「巻き込み力」があります。個人の売上だけでなく、スタッフ全体の接客スキル向上を目指し、ロールプレイングの実施や接客のポイントをまとめたマニュアルの作成を行いました。スタッフ一人ひとりのモチベーションに配慮したマネジメントを心掛けており、離職率の低いチーム作りにも貢献してきました。
生かせる経験
- サブ店長としての店舗運営代行および売上数値管理
- 新人教育・メンターとしてのスタッフ育成経験
- VMDの指示に基づいた店舗レイアウトの変更と効果測定
店長経験者からマネジメントに転職する場合の例文
下記にて、店長経験者からマネジメントに転職する場合の例文をまとめました。
職務要約
大手アパレルメーカーにて、店長として3店舗(駅ビル、路面店、百貨店)の運営を計6年間経験いたしました。最大15名のスタッフ管理を行い、エリア内で常に売上上位を維持する店舗へと成長させました。現在は複数店舗を統括するエリアマネージャーを見据え、戦略的な店舗経営と組織構築に注力しています。
自己PR
私の強みは、データに基づいた「論理的な店舗改善」です。客動線、入店率、試着率、購買率の各指標を細かく分析し、課題に合わせたピンポイントな施策(VMD変更や接客トークの修正)を打つことで、低迷していた店舗の売上を1年でV字回復させました。また、スタッフの適性を見極めた役割分担を行い、組織全体の生産性を高めるマネジメントを得意としています。
生かせる経験
- 損益計算書(P/L)管理に基づいたコスト削減と利益最大化
- 多様な雇用形態(正社員・契約・派遣・学生)のスタッフマネジメント
- デベロッパーとの交渉や百貨店特有のルールへの対応経験
店長経験者からアパレル別業種(デザイナー/バイヤー/生産管理)に転職する場合の例文
下記にて、店長経験者からアパレル別業種(デザイナー/バイヤー/生産管理)に転職する場合の例文をまとめました。
職務要約
店長として4年間、店舗運営の第一線で「売れる仕組み」を作ってまいりました。現在はその経験を活かし、店舗単位ではなくブランド全体の商品企画やバイイングに携わりたいと考えています。現場で蓄積した「売れる商品の共通点」と「お客様が求める価格感」のバランス感覚を、上流工程で活かすことが目標です。
自己PR
数値管理能力と市場洞察力を併せ持っていることが強みです。店長として毎月のMD(マーチャンダイジング)計画を読み解き、自店の在庫状況と照らし合わせながら、最適な追加発注やプロモーションを企画してきました。この「現場で培った数字のセンス」は、企画や生産管理における在庫ロスの低減や、バイヤーとしての確度の高い仕入れに大きく寄与できると確信しています。
生かせる経験
- 店長としての在庫適正化と値引き率のコントロール経験
- 競合他社のリサーチに基づいた市場動向の分析スキル
- 本部の企画・生産部署に対する商品改善のフィードバック実績
アルバイト・販売員・店長候補から未経験の職種に転職する場合の例文
下記にて、アルバイト・販売員・店長候補から未経験の職種に転職する場合の例文をまとめました。
職務要約
アパレル業界にて接客販売および店舗運営に3年間従事してまいりました。お客様の潜在的なニーズを引き出し、最適なソリューションを提案する接客を通じ、高いコミュニケーションスキルを磨きました。この度、アパレルで培った「徹底的な顧客志向」と「目標達成への執着心」を活かし、法人営業職として新たなキャリアを築きたいと考えています。
自己PR
状況変化に対する「適応力」と「課題解決力」が強みです。アパレルの現場では、日々変わる天候や客層に合わせて、瞬時に優先順位を判断し行動することが求められます。限られた時間内でお客様の信頼を勝ち取り、成約に繋げるプロセスは、どのような職種においても通用する汎用的なスキルであると自負しております。未経験の分野においても、持ち前の吸収力を活かし、早期に戦力となれるよう努めます。
生かせる経験
- 初対面の相手とも円滑に関係を築ける高度な対人スキル
- 個人および店舗目標の達成に向けた行動計画の立案と実行
- クレーム対応等で培った、冷静な判断力とストレス耐性
アパレルの職務経歴書を書くときのNGな書き方

書類選考で落とされないためには、内容の整合性とマナーが不可欠です。
必ず人の目を通す
誤字脱字があるだけで、仕事の丁寧さを疑われてしまいます。 特にブランド名や数値のミスは致命的です。 セルフチェックだけでなく、プロのアドバイザーや信頼できる人に一度読んでもらい、違和感がないかを確認しましょう。
嘘は書かない
実績を盛りたい気持ちは分かりますが、事実に反する記載は厳禁です。 面接の深掘りで必ず矛盾が生じますし、入社後に期待値とのギャップで苦しむのはあなた自身です。 実績が少ないと感じるなら、結果そのものよりも「どう取り組んだか」というプロセスを誠実に書きましょう。
当たり前のことを当たり前に書かない
「レジ打ちができます」「掃除をしました」といった、誰でもできる業務内容を羅列しても評価には繋がりません。 「レジの待ち時間を短縮するために〇〇の工夫をした」のように、一歩踏み込んだ自分の意志や工夫をセットで記載するようにしましょう。
アパレルの職務経歴書の書き方についてのよくある質問
アパレルの販売員の自己PRで評価されることは何?
現場での「課題解決能力」です。 お客様が抱える悩みに対し、どのように提案して満足度を高めたのか、そのプロセスが最も評価されます。
アパレルの店長の自己PRで評価されることは何?
「数値責任の遂行」と「組織の活性化」です。 売上目標を追いかける姿勢と、スタッフを束ねて店舗環境を改善した具体的な実績が問われます。
アパレル販売員の職務内容はどう書けばいい?
「担当ブランドのコンセプト」「取り扱い品目」「担当した顧客層」「主要な業務」を簡潔に記載した上で、上記で述べた実績を紐付けます。
アパレル店長の職務内容はどう書けばいい?
「店舗規模(坪数・年商)」「スタッフ数」といった基本情報に加え、「教育・評価体制」「VMDの策定」「在庫管理」など、経営者視点での業務範囲を明確に記述します。





