三桜工業株式会社ってどんな会社？事業内容、仕事内容、働き方は？

三桜工業株式会社は、樹脂製品の開発・設計・試作・解析業務を主に行っています。国内外メーカーの冷却配管受注に基づく新規開発や非自動車系の製品仕様検討、設計業務に従事しています。また、燃料配管の継続受注のためにVA/VEを取り入れた製品設計業務や新機構コネクターの開発も行っていますね。

三桜工業株式会社の強みは、製品と加工設備それぞれの開発部門が連携し、設計構想時から効率的な設備開発を行える点です。完成した設備は製造部門で使用され、そのフィードバックを反映し、さらに改善や未来設備の開発に役立てています。このように、製品開発・設備開発・製造の各部門が連携し、高品質・高機能・環境負荷低減を実現しています。

三桜工業株式会社の社風は、年功序列ではなく実力主義を重んじる風通しの良さが特徴です。社員一人ひとりの成果と努力を評価し、毎月直属の上司とのフィードバックを通じてきめ細かい評価を行っています。また、新設部門のメンバーを社内公募で選ぶなど、社員のチャレンジ精神を重視し、リーマンショック時などでもリストラは行わず、終身雇用の環境を提供しています。

三桜工業株式会社の最近の注目トピックとして、EV向け次世代電池「全固体電池」の試作品検証があります。この全固体電池は、リチウムイオン電池の2倍以上の容量があり、充電時間も大幅に短縮可能という特徴があります。トヨタ社も実用化に向けた取り組みを進めており、EVなどモーター駆動の車に期待されている技術です。

三桜工業株式会社は、自動車用配管部品で国内シェアNo.1を誇り、世界22ヵ国に92ヵ所の拠点を展開するグローバルメーカーです。また、樹脂製品としては初めて非自動車分野となるスーパーコンピューター富岳の冷却配管を受注するなど、幅広い分野での活躍が期待されています。