日本ホテル㈱東京ステーションホテルってどんな会社？事業内容、仕事内容、働き方は？

東京ステーションホテルは、100年以上の長い歴史を持つ、日本のクラシックホテルの会の一員です。このホテルは国の重要文化財でもある「東京駅丸の内駅舎」の中に位置しており、その豊かな歴史と伝統を感じられる特別な場所ですよ。

もちろんです。東京ステーションホテルは1915年に開業し、設計は日本銀行本店などで知られる辰野金吾が担当しました。第二次世界大戦で被害を受けた後、60年以上の時を経て、2003年に重要文化財に指定され、約100年前の姿に復原しました。2012年には再開業し、新たな歴史を紡いでいます。

このホテルはただの宿泊施設ではなく、「使い続ける文化遺産」の一部と位置づけられています。再開業時には、ストーリーを重視したミッションステートメントを策定し、ホテル内の設えやサービスポリシーに展開しています。ホテルのインテリアもヨーロピアン・クラシックを基調とし、文化遺産としての価値を内外に広く伝える使命を持っていますよ。

はい、実際に川端康成や松本清張など、多くの文豪たちが滞在し、作品のインスピレーションを受けたと言われています。ホテルでは、これら文豪たちが愛した物語を感じられるよう、客室内には原稿用紙をイメージしたメモを設置したり、松本清張が好んで滞在していた部屋の近くには「点と線」のトリックの着想となった列車時刻表を掲示しています。

現在約170名のスタッフが働いており、その中にはゲストリレーションズ部門で20名、料飲部門で40～50名がいます。スタッフ一人ひとりがモチベーションを高く保ち、お客様の笑顔を最大の喜びとして仕事に取り組んでいます。また、伸びしろを重視し、部門や世代を問わず、積極的に様々なプロジェクトに参加する文化が根付いていますよ。

はい、学校でホテル業務や観光学を学んだ方から、ホテルやレストランで働いた経験者、さらには異業種からの転職者や業界未経験者まで幅広いです。重要なのは「このホテルをつくり上げていくという強い意志」と「熱意と優しさ」です。私たちは、これらを持つ人々を積極的に受け入れていますね。

サービススタッフとして、ゲストリレーションズやレストランサービスなど多岐に渡る仕事があります。お客様をロビーでお迎えする、宿泊客の部屋へのエスコート、ホテルのツアーガイド、さらにはお食事のサービスやバーテンダーとしての活動など、お客様にとって心地良い滞在をサポートする多彩な役割があります。

ホテルのフィロソフィーを体現できる方、重要文化財を愛してくれる方、自ら考え行動し、変化に前向きに対応できる方を求めています。また、見えないところでの努力を惜しまず、謙虚に仕事に取り組める方、さまざまな価値観を受け入れられる方、そして英語に抵抗なく接することができる方を歓迎していますよ。

ホスピタリティ事業の根幹に関わる仕事で、サービスの基本からおもてなしの本質を学ぶことができます。海外のお客様も多いため、語学力の向上や国際的なプロトコールの理解も期待できます。お客様一人ひとりに対し、最高のサポートを提供する能力を身に付けることができますよ。

サービススタッフから始まり、各部門マネージャーへとステップアップすることはもちろん、総支配人を目指す道もあります。また、営業やウエディングなど他部門への異動や、人事、マーケティング、経理などサービス部門以外での活躍の場も豊富にあります。

日本は歴史、文化、自然、食といった豊かな観光資源を有しており、世界中から注目を集めています。東京ステーションホテルは、その東京の中心にある重要文化財であり、国内外のお客様に日本の文化や魅力を伝えることで、観光立国としての日本をリードしていく役割を担っています。

時代を超えて愛される空間づくりを心掛け、装いや設え、振舞いを三つのおもてなしの要素としています。敷居の高さを感じさせないようにしながらも、歴史と伝統、格調をまとったホテルづくりが自慢です。

再開業後の10年で、私たちの想いを品質として評価していただいており、部門別ではなくホテル全体としての評価を重視しています。ゲストアンケートでの高いスコアを維持しており、常にお客様の満足度向上に向けて努力しています。