銚子電気鉄道株式会社の仕事内容とは?絶対にあきらめない精神で挑む

千葉県銚子市を走るローカル線でありながら、「ぬれ煎餅」や「まずい棒」などの食品販売で奇跡の黒字化を目指す「銚子電気鉄道」を徹底解説。鉄道会社という枠を超えたエンターテインメント集団としての取り組みや、自虐ネタを武器にするユニークな社風、そして地域を盛り上げる働き方についてQ&A形式で紹介します。
「日本一あきらめない鉄道会社」銚子電気鉄道株式会社

銚子電気鉄道株式会社は、どのような事業を行っている企業ですか?

千葉県銚子市の銚子駅~外川駅(全長6.4km)を結ぶ鉄道事業を行っていますが、実態は「鉄道事業を行っているお菓子メーカー」と自称するほど、食品販売事業が収益の柱(売上の約8割以上)となっているユニークな企業です。度重なる経営危機を、副業とおもしろ企画で乗り越えてきた「日本一あきらめない鉄道会社」として、全国に多くのファンを持っています。

「ぬれ煎餅」が有名ですが、なぜ始めたのですか?

1990年代、鉄道収入の減少により倒産の危機に瀕した際、「電車を直すお金を稼がなくては」という切実な理由から、当時の経理担当者が副業として始めました。その後、2006年の最大の危機の際にウェブサイトで「ぬれ煎餅を買ってください」と懇願したところ、インターネット掲示板などで拡散され、全国から注文が殺到して倒産を免れたという伝説のエピソードがあります。現在も会社の命運を握る主力商品です。

他にも変わった商品を売っているとか?

はい、経営状況が「まずい」ことにかけたスナック菓子**「まずい棒」**や、線路の石を缶詰にした「線路の石」、さらには「鯖(サバ)威張る(サバイバル)」弁当など、自虐ネタとダジャレを駆使した商品を次々と開発しています。これらの商品は、ただ面白いだけでなく、「銚子電鉄を応援したい」というファンの心をつかむ重要なコミュニケーションツールになっています。

エンタメ企業のような活動もしていますね。

はい、竹本勝紀社長の陣頭指揮のもと、映画『電車を止めるな!』を自社製作して全国で公開したり、車内をお化け屋敷にした「お化け屋敷電車」を運行したりと、話題作りに余念がありません。「鉄道に乗ってもらう」こと以上に、「銚子電鉄というコンテンツを楽しんでもらう」ことに全力を注いでおり、その姿勢はまさにエンターテインメント企業そのものです。

職場の雰囲気や、働いている人たちはどのような感じですか?

少数精鋭で運営しているため、職種の垣根を超えた「全員野球」の社風です。運転士がぬれ煎餅を焼く手伝いをしたり、駅員が映画の宣伝をしたりすることも珍しくありません。常に新しい企画を考え、実行に移すスピード感が求められるため、変化を楽しめる明るいスタッフが多いです。社長との距離も非常に近く、アットホームで熱気のある職場です。

今回の求人では、どのような仕事内容が募集されているのでしょうか?

時期によりますが、以下の職種が募集されることがあります。
- 鉄道係員(駅務員・車掌): 切符の販売、改札、観光案内、イベント対応。
- 運転士候補生(甲種電気車操縦者): 国家資格取得を目指し、将来の運転士を養成する枠(自社養成制度あり)。
- 食品製造・販売: ぬれ煎餅やまずい棒の製造、売店での販売。
- 企画・営業: 新しいイベントや商品の企画、広報活動。

最後に、どのような人がこの会社に向いていると思いますか?

「面白いこと、人を楽しませることが大好き」な方に最適です。鉄道が好きであることも大切ですが、それ以上に「銚子の町を元気にしたい」という地域愛や、困難な状況でもユーモアを持って前向きに取り組めるバイタリティのある方に向いています。安定した鉄道マンというよりは、ベンチャー精神を持って会社と一緒に冒険を楽しめる方におすすめの企業ですよ。
会社情報
銚子電気鉄道株式会社
1923年7月
6,480万円
千葉県銚子市新生町2-297




