ヤマト株式会社の百年を超える技?切って貼る工作の記憶に寄り添う
誰もが子供の頃に使った緑色の容器「ヤマト糊」や、液状のりの代名詞「アラビックヤマト」を生み出した、接着剤のトップメーカー・ヤマト株式会社を徹底解説。100年以上愛されるでんぷん糊の安全性へのこだわりや、独特の「琥珀色」の液状のりが生まれた背景、そして「貼る」技術を応用したユニークな文具開発と働き方について、求人の詳細をQ&A形式で紹介します。
老舗文具・接着剤メーカー『ヤマト株式会社』

ヤマト株式会社は、どのような事業を行っている企業ですか?

東京都中央区日本橋大伝馬町に本社を置く、1899年創業の老舗文具・接着剤メーカーです。
「保存性の良い糊を作りたい」という創業者の想いからスタートし、長年にわたり学校やオフィス、家庭における「貼る」シーンを支えてきました。主力製品である「ヤマト糊」や「アラビックヤマト」といった接着剤に加え、近年ではロール状の付箋「メモックロールテープ」や、不思議な絵の具「グラスデコ」など、粘着技術や色彩を活かしたホビー・クラフト商品の製造・販売も積極的に行っています。

子供の頃に使った「ヤマト糊」にはどんなこだわりがありますか?

鮮やかな緑色のチューブやボトルでおなじみの「ヤマト糊」は、自然素材にこだわった安全性の高さが最大の特徴です。原料には環境に優しく、子供が万が一口に入れてしまっても害の少ない「タピオカでんぷん」を使用しています。
創業以来、防腐剤の使用を極力抑えながらも品質を保つ技術を磨き続けており、幼稚園や小学校の工作の時間に欠かせない、日本人の原体験とも言えるロングセラー商品です。

「アラビックヤマト」が液状のりで圧倒的なシェアを持つ理由は何ですか?

1975年に発売された「アラビックヤマト」が支持される理由は、その「塗りやすさ」と「接着力」のバランスにあります。独自開発の特殊スポンジキャップは、滑らかな塗り心地を実現し、目詰まりしにくい構造になっています。
また、あの特徴的な「琥珀(こはく)色」は、合成樹脂の成分によるもので、乾きが早く強力な接着力を生み出します。発売から半世紀近く経った今も、オフィスや学校で「液状のりといえばこれ」と言われるほどの信頼を得ているキング・オブ・液状のりです。

糊以外にもユニークな商品があるそうですね。

はい、粘着技術を応用したアイデア商品が多数あります。例えば「メモックロールテープ」は、裏面全体にのりが付いたロール状の付箋で、カッター付きのケースで好きな長さに切って貼れる利便性が人気です。
また、「グラスデコ」は、乾くとステンドグラスのように光を通すシールになる不思議な絵の具で、子供から大人まで楽しめるホビー商品としてヒットしています。これらは「貼る」技術を、「伝える」「飾る」という新しい価値へ進化させた商品と言えます。

職場の雰囲気や、企業としての特徴は?

創業120年を超える歴史を持ちながら、常に新しい市場を開拓しようとする進取の気性に富んだ社風です。
日本橋という伝統ある場所に拠点を置きつつ、社員一人ひとりが自社商品に愛着を持ち、実直にものづくりや販売に取り組んでいます。文具業界内でのブランド力は非常に高く、安定した経営基盤のもとで、落ち着いて長く働ける環境が整っています。
女性社員も多く活躍しており、アットホームで風通しの良い職場です。

今回の求人では、どのような仕事内容が募集されているのでしょうか?

事業のさらなる発展と組織強化のために、いくつかの職種での募集が想定されます。まず営業職では、文具店や量販店、代理店へのルートセールスを行い、新商品の導入提案や売り場作りのサポートを担当します。次に製造・技術職としては、工場における糊や絵の具の製造ライン管理、品質検査、あるいは新しい接着剤やホビー商品の研究開発業務が考えられます。
また、本社における受発注業務や経理、広報などの事務・管理部門でも、バックオフィスから会社を支える人材が求められる可能性があります。
会社情報
企業名:ヤマト株式会社
設立年月:1947年6月
資本金:5,000万円
本社所在地:東京都中央区日本橋大伝馬町9-10




