株式会社浜野製作所の現場。スタートアップ支援とものづくりの未来

東京都墨田区で、日本のものづくりの新しい形を体現する株式会社浜野製作所を徹底解説。「下町ロケット」の実写版とも称される同社の、スタートアップ支援施設「Garage Sumida」での取り組みや、深海探査艇「江戸っ子1号」などの革新的なプロジェクト、町工場の常識を覆す働きがいについて、Q&A形式で紹介します。
ものづくりの新しい形を体現する株式会社浜野製作所

株式会社浜野製作所は、どのような事業を行っている企業ですか?

東京都墨田区八広にある、金属加工を得意とする町工場です。精密板金加工や金型製作といった高い技術力を持ちながら、単なる下請けにとどまらず、設計から開発、組立までを一貫して請け負っています。近年では、スタートアップ企業や研究機関の「ものづくり」を支援する事業でも全国的にその名を知られる存在ですね。

「町工場」というと古風なイメージですが、実際はどのような雰囲気なのでしょうか?

良い意味でイメージを裏切られる、非常に近代的でオープンな雰囲気です。自社内に「Garage Sumida(ガレージスミダ)」というインキュベーション施設を設け、最新の工作機械や3Dプリンターを完備しています。そこには日々、ベンチャー企業の若者や研究者が訪れ、職人と一緒になって新しい製品開発に熱中しており、常に新しい刺激に満ちた環境ですよ。

「Garage Sumida」とは、具体的にどのようなことができる場所なのですか?

「アイデアをカタチにする」ための共創拠点です。ものづくりのノウハウがないベンチャー企業に対し、熟練の職人が設計のアドバイスや試作のサポートを行います。電気自動車や最先端のロボットなど、ここから世界へ羽ばたく革新的なプロダクトが数多く生まれており、日本のイノベーションを支える重要な場所となっています。

有名なプロジェクトには、どのようなものがありますか?

特に有名なのは、深海8,000メートルに挑んだ無人探査機「江戸っ子1号」のプロジェクトですね。地元の町工場や大学と連携して開発され、見事に深海魚の撮影に成功しました。他にも、月面探査ローバーの開発支援や、分身ロボット「OriHime」の量産化支援など、夢のあるプロジェクトに多数関わっており、技術力の高さと挑戦する姿勢が評価されています。

職人として働く場合、どのようなスキルが身につくのでしょうか?

金属加工の基礎技術はもちろん、設計図のない段階から製品を作り上げる「提案力」や「開発力」が身につきます。お客様のぼんやりとしたイメージを具体的な図面に落とし込み、加工方法まで考える必要があるため、単なるオペレーターではなく、真の「エンジニア」としてのキャリアを積むことができるでしょう。

社風について、もう少し詳しく教えてください。

「おもてなしの心」を大切にしており、工場見学の受け入れや地域との交流も活発です。社員同士の仲も良く、BBQや社員旅行などのイベントを通じてチームワークを高めています。また、失敗を恐れずに新しいことに挑戦することを推奨する文化があり、若手でも積極的にアイデアを出せる風通しの良さがありますね。

最後に、どのような人がこの会社に向いていると思いますか?

ものづくりが大好きで、新しい技術や製品に対して好奇心旺盛な方が向いています。また、黙々と作業をするだけでなく、お客様やチームメンバーとコミュニケーションを取りながら、一緒に課題を解決していくプロセスを楽しめる方には最高の環境です。日本のものづくりの未来を、自らの手で切り拓きたいという情熱を持った方におすすめですよ。
会社情報
株式会社浜野製作所
1978年12月
1,500万円
東京都墨田区八広4-39-7



