株式会社由紀精密の挑戦。茅ヶ崎から届ける超精密部品の魅力

神奈川県茅ヶ崎市を拠点に、航空宇宙や医療機器などの超精密部品加工を手がける株式会社由紀精密を徹底解説。「研究開発型町工場」として世界から注目され、「リアル下町ロケット」とも称される同社の技術力や、全日本製造業コマ大戦のきっかけとなった「精密コマ」の開発秘話など、求人の魅力をQ&A形式で紹介します。
研究開発型町工場として注目される株式会社由紀精密

株式会社由紀精密は、どのような事業を行っている企業ですか?

神奈川県茅ヶ崎市にある、金属の精密切削加工を得意とする「研究開発型町工場」です。かつては公衆電話のネジなどを作っていましたが、現在はその高い技術力を活かし、人工衛星やロケットのエンジン部品、医療機器、航空機部品などの設計・製造を行っています。単なる下請けではなく、開発段階から提案を行うスタイルで、世界中のメーカーや研究機関から頼りにされる存在ですね。

「リアル下町ロケット」と呼ばれているそうですが、宇宙開発にも関わっているのですか?

はい、まさにその通りです。JAXAや宇宙ベンチャー企業と協力し、ロケットの燃料噴射装置や人工衛星のスラスター(姿勢制御装置)といった重要部品を製造しています。宇宙空間という過酷な環境でも確実に機能する超高精度の部品を作れる技術は、日本の町工場の中でもトップクラスと言えるでしょう。

一般の人でも知っているような製品はありますか?

「SEIMITSU COMA(精密コマ)」が非常に有名ですね。指で回すだけで3分以上も回り続けるという驚異的な性能を持つコマで、同社の技術力を世界に知らしめるきっかけとなりました。このコマがきっかけで「全日本製造業コマ大戦」というイベントが生まれ、日本の製造業を盛り上げるムーブメントにもつながったんですよ。

他の町工場とは違う、ユニークな特徴はありますか?

「技術開発部」を持ち、設計から製造までを一貫して行える点が大きな特徴です。通常、町工場は図面通りに作るだけですが、同社では「どうすれば実現できるか」を設計段階から顧客と一緒に考えます。また、ITシステムを駆使した品質管理や、自社ブランドのアナログレコードプレーヤーの開発など、常に新しいことに挑戦し続けています。

職場の雰囲気や、働いている人たちはどのような感じですか?

非常に近代的で、クリエイティブな雰囲気の工場です。3代目の大坪社長自身がエンジニア出身ということもあり、職人の技術と最新のデジタル技術を融合させることに積極的です。社員も「難しい加工ほど燃える」というような挑戦心あふれる人が多く、若手からベテランまでが技術の限界に挑んでいます。

今回の求人では、どのような人材が求められているのでしょうか?

単に機械を操作するだけでなく、「自分の頭で考えて工夫できる」エンジニアが求められています。宇宙品質の部品を作るには、マニュアル通りの作業では通用しません。素材の特性や工具の選定、加工手順などを論理的に組み立て、試行錯誤しながら正解を導き出せる探究心が必要とされます。

最後に、どのような人がこの会社に向いていると思いますか?

ものづくりが大好きで、世界一の品質を目指したいという志を持った方にぴったりです。また、変化を恐れず、新しい技術や分野に積極的に飛び込んでいける好奇心も大切ですね。「自分の作った部品が宇宙を飛ぶ」というロマンを感じながら、日本の技術力を世界に発信したい方には、これ以上ない最高のステージだと思いますよ。
会社情報
株式会社由紀精密
2006年10月
3,500万円
神奈川県茅ヶ崎市円蔵375-1



