日本エー・エス・エム株式会社ってどんな会社？事業内容、仕事内容、働き方は？

日本エー・エム・エス株式会社（ASM）は、ウェハ処理用の半導体プロセス装置を取り扱う精密機器製造企業です。主な製品としてはプラズマCVD装置、減圧CVD装置、エピタキシャル製造装置などがあります。これらの製品は半導体製造の前工程で使用される重要な装置です。

ASMの強みは、その圧倒的な財務基盤にあります。流動比率500%、自己資本比率90%以上という数字が示す通り、売上高に左右されずに長期的な視点で研究開発（R&D）を行うことができる環境が整っています。このため、常に革新的な技術を追求し続けることが可能です。

外資系企業であるにもかかわらず、日本に開発拠点を持ち、特にCVD装置の研究開発から製造、部品調達、カスタマイズまで全て日本で行っています。また、ハフニウムを使用したゲート絶縁膜分野で先駆的な存在として注目を集めています。その結果、日本市場でも高い評価を得ています。

ASMでは長期的な観点でのR&Dが重視されています。これは自身の強固な財務基盤によって短期的な売上に依存せず、常に革新を追求することが可能だからです。例えば、DRAM市場の変動による売上減少局面でもR&D費は増加し続けるなど、未来への投資を惜しみません。

ASMのビジョンは、半導体製造装置分野での世界的なリーダーシップを確立することです。革新的な技術と製品で業界をリードし続けるために、国内外の市場での競争力を高めています。特に日本での研究開発活動をさらに強化し、次世代の半導体技術を牽引する存在であり続けることを目指しています。