三菱UFJ銀行ってどんな会社?事業内容、仕事内容、働き方は?
こんにちは、転職活動中のサトウです!
「三菱UFJ銀行」についてくわしく、仕事博士にインタビューしてみました!
三菱UFJ銀行ってどんな会社?
三菱UFJ銀行はどのような取り組みをしていますか?
三菱UFJ銀行では、2017年11月にマネーローンダリング防止と経済制裁への対応を目的としたグローバル金融犯罪対策部(GFCD)を設立しました。この部署は、ニューヨークと東京にある本部をはじめ、世界各地に展開し、独立した「2線部署」として運営されていますね。グローバルな規模で組織されており、専門知見を持つ人材が、重要なプログラムやシステムの構築と維持に努めていますよ。
なぜマネーローンダリング防止に力を入れているのですか?
マネーローンダリングは、犯罪収益を隠蔽する行為であり、社会秩序や健全な国際経済活動に重大な脅威をもたらします。世界各国がこの問題への対応を強化しているのは、その背後に犯罪により生み出される利益が存在するからです。三菱UFJ銀行としては、不正な資金の流入を防ぎ、社会的な責任を果たすため、マネーローンダリング防止に取り組んでいますね。
経済制裁にどのように対応しているのでしょうか?
三菱UFJ銀行では、グローバルに展開する企業として、日本やアメリカ、EUなど関係するすべての国の制裁措置を厳格に履行しています。特にロシアによるウクライナ侵攻に伴う制裁など、国際的な経済制裁に対しては、制裁対象者との取引を遮断するためのプログラムを構築し、運用しているんです。
三菱UFJ銀行は贈収賄や汚職に対してどのような姿勢を取っていますか?
三菱UFJ銀行では、贈収賄や汚職を防ぐため、全行で統一されたリスク管理の視点から、グローバル金融犯罪対策部(GFCD)がその役割を担っております。特に、米国では厳格な法律が適用されるので、その遵守を確保しながら事業を行っています。これは、銀行としての信頼性を保つためにも重要な取り組みですね。
AML/CFT対策において、どのような技術を活用していますか?
当行では、AML(反マネーローンダリング)/CFT(対テロ資金供与)対策において、システムやデータ分析の技術を駆使して不正行為の防止に努めています。大量のトランザクション情報をリアルタイムで監視し、疑わしい動きを検出することができるのです。また、顧客や取引先のリスク評価、そして当局への報告義務遵守にも、これらの技術が重要な役割を果たしています。
具体的にどのような業務を行っているのでしょうか?
例えば、Transaction Monitoring Systemの海外展開プロジェクトでは、疑わしい取引の検知に関するポリシーを理解し、それに基づいてシステムでの検知を可能にするルールやシナリオを確定させる業務を行っています。これにより、顧客の取引パターンやデータ特性を理解し、システムの実装を円滑に進めるために、日々コミュニケーションや調整を行っています。
三菱UFJ銀行のGFCD部門で働く魅力は何ですか?
GFCDでは、約1200人のスタッフが活躍し、そのうち約350人が東京に所属し、750人以上が海外で採用され活動しています。金融監督や司法当局での実績を持つスタッフが多く、専門性・多様性・グローバリズムを前提に、日々様々な機能が連携をとりながら業務にあたっています。これは、グローバルな視点で仕事ができる非常に魅力的な環境ですね。
これらの取り組みがMUFGのビジョンとどのように結びついていますか?
MUFGのビジョンは、世界中のお客様や社会にとってのリスクを最大限に抑えながら、健全な経済活動を支えることにあります。GFCDの取り組みは、マネーローンダリング防止や経済制裁への対応、贈収賄と汚職の防止によって、このビジョンを具体的に実行することに直結しています。リスク管理の強化は、銀行としての信頼性を高めることにもつながります。
GFCDの部署が日本以外でどのような役割を果たしているか教えてください。
GFCDの各地域室では、ニューヨークと東京にある本部によって構築されたプログラムとシステムを適切に運用し、ローカルな規制要件を踏まえたグローバル金融犯罪リスクの管理を行っています。そして、重要なオペレーション業務を担うCenter of Excellence(CoE)では、リスク管理の最前線で効率的かつ安定的な業務遂行を支えています。これにより、グローバルに展開するMUFGのリスク管理体制の強化に貢献しているんです。
GFCDで求められる人材像はどのようなものでしょうか?
GFCDでは、法令順守への深い理解、専門知識を持って取り組める人材を求めています。また、グローバルに展開する部署の性質上、多様性を受け入れ、柔軟に対応できるコミュニケーション能力も重要です。特に、異文化間のギャップを埋め、チームとして一丸となって働ける方は、非常に歓迎されますね。
東京にあるGFCDの役割についてもっと詳しく教えてください。
東京では、GFCDの一部であるGFCD東京駐在があり、日本を管轄する地域室のグローバル金融犯罪対策室(日本)、FCOJインテリジェンスオフィス(FIO)が設置されています。これらは、マネーローンダリング防止や経済制裁対応のための戦略や方針を策定し、日本国内での実施を担当しています。地域室としての役割は、グローバルな方針を日本の法規制や市場に適応させることにあります。
システムやデータ分析の進化がAML/CFT対策にどのように役立っているのでしょうか?
システムとデータ分析の進化により、トランザクションデータのリアルタイム監視や不審な活動の検出が可能になりました。また、顧客のリスク評価とプロファイリング、当局への報告義務遵守の効率化、複数データソースからの情報収集と分析が強化されています。これらはすべて、不正行為を未然に防ぎ、法令順守を確保するために不可欠な役割を果たしています。
ありがとうございました!
会社情報
三菱UFJ銀行
東京都千代田区丸の内二丁目7番1号(本店所在地)