株式会社SENRIってどんな会社？事業内容、仕事内容、働き方は？

株式会社SENRIは、アフリカとアジアの計6カ国で、企業向けに営業・販促管理サービス『SENRI』を開発・提供しています。この『SENRI』は、新興国の流通をデジタル化するSaaSです。主に製造業や卸業者の方々が、営業活動や受注・発注の管理をモバイルとWebを通じて行えるよう支援していますね。

『SENRI』という名前には、技術を使って「千里」先を見通し、距離に関わらず信頼関係を構築する手助けをしたいという想いが込められています。このサービスを通じて、製造業や卸の企業が日々の営業や販促活動を可視化し、効率的な受発注の管理を実現できるようになるんですよ。

『SENRI』を使用することで、企業は営業や販促活動を見える化し、評価できるようになります。特に受発注の管理が効率化され、以前より時間の節約とミスの削減が可能になります。これにより、新興国市場で迅速かつ確実に商圏拡大や売上向上を目指せるようになるんですね。

株式会社SENRIは、2015年のサービスリリース以降、主にケニア・ナイジェリアなどのアフリカでサービスを展開してきました。そして2020年2月にはアジア地域、具体的にはインドネシアでのサービス展開を開始しました。現時点で120社以上の企業に導入され、前年比で2.7倍の成長率を示しています。

代表の永井がアフリカで国際機関に勤務していた時、現地企業を支援したいという強い意志から始まりました。現地での調査を経て、新興国のデジタル化が遅れている市場で、企業が直面する様々な課題を解決するためのプロダクト「SENRI」の構想が生まれ、それが株式会社SENリの設立につながったんですね。

新興国のサプライチェーンでは、キオスクや小規模スーパーなど「伝統的小売店」が大部分を占め、受発注の自動化や電子化が遅れがちです。そのため、データベースの構築が難しく、多くの企業が独自にスタッフを雇い、顧客開拓や取引をマニュアルオペレーションで行っています。これにより、効率の低下やミスの増加、信用できる取引先の不足などが課題となっています。

株式会社SENRIは、顧客のオペレーションを改善し、より大きなインパクトを与えること、ファクトに基づいて議論や考えを共有すること、そして毎日を成長の機会と捉え改善に努めること、この3つのバリューを大切にしています。これらは、より優れたサービス提供と、チームおよび個人の成長を実現するための基盤となっているんですよ。

SENRIの開発チームでは、メインプロダクトである「SENRI」のAndroidエンジニアとして、新機能の開発や既存機能の改良を行います。これには、営業活動の可視化やマネージャの迅速な情報収集を支援する機能開発が含まれ、より使いやすく、インパクトのあるプロダクトを目指しています。不足している手が足りない状況を改善し、顧客データを活用した新しいサービスや機能の開発にも取り組んでいます。

SENRIでは、Androidアプリ開発の実務経験、特にKotlinでの開発経験が必要です。また、GitやREST APIの経験、UIテストの実装に関するスキルも歓迎されます。新しい技術よりも、どの市場に技術を展開するか、新興国ビジネスを通じて社会を変えたいと考える方が特に求められていますね。

はい、SENRIではリモートワークやオフィスワーク、場合によってはアフリカに直接行って働くといった、多様な働き方が可能です。時間についても融通が利くため、特に国際的な仕事では時差を考慮したスケジュールが組まれます。ビジネスチームやリモートのエンジニアとは、SlackやGitHub、Skypeなどで定期的にコミュニケーションを取りながら進めていきます。

SENRIの開発には、KotlinやJetpack Compose、RetrofitやEspressoなどの技術やツールが使用されています。これらはAndroidアプリの開発やデータ同期、UIのテストなどに活用されており、効率的で品質の高いプロダクト作りに貢献しています。コミュニケーションやドキュメント共有には、SlackやGitHub、Qiita:teamが用いられています。

株式会社SENRIでの働きがいは、新興国ビジネスの最前線で技術を用い社会にインパクトを与えることができる点にあります。少数精鋭の組織でありながら、自由度高く働ける環境と柔軟な働き方が可能です。また、技術だけでなく、マーケットへのアプローチやビジネスの社会的影響について深く考え、行動する機会が多いことも大きな魅力の一つですよ。