ぺんてる株式会社ってどんな会社？事業内容、仕事内容、働き方は？

ぺんてるは、文具事務用品、電子機器、産業用ロボット、化成品関連製品を製造・販売する企業ですね。サインペン、ボールペン、シャーペンなど様々な文具から、タッチパネルやタッチスイッチ、産業用ロボットや精密ハンドプレスなどの製造、さらには化粧品部品や医療機器の製造など、広範囲にわたる事業を展開しております。

ぺんてるは、20の海外拠点と120以上の国や地域で商品を展開しています。海外営業のミッションは、各拠点の売上アップと「ぺんてる」を国際的ブランドにすることですね。文具売上の約7割が海外セクションによるものとなっており、各国のニーズを掴むことが売上アップの第一歩とされています。

海外拠点での営業活動は、2年目から開始します。営業メンバーは商社や代理店に向けて商品を提案します。国や地域の状況次第で、新規開拓か既存顧客への提案となりますね。基本的にお担当するエリアは一拠点あたり一カ国のみですが、時には周辺諸国もまとめて担当することもあります。後のステップとしては、営業戦略の考案、目標管理、現地で採用した営業メンバーの育成などの組織マネジメントも担うこととなります。

各国のニーズを掴むためには、まず普段の生活や顧客とのコミュニケーションから情報を集めます。例えば色、素材、形など商品対応策を考える際に、国ごとに異なる好みやニーズを掴むことが重要ですね。その情報を元に、海外限定の特別仕様で商品を加工して販売することもあるんですよ。

入社後の1年～1年半は、本社で貿易事務とマーケティングを担当し、商品や海外事情について学びます。その後2年目から海外拠点での営業活動を開始し、営業メンバーとして活躍します。さらなるキャリアステップとして、拠点長になれば、営業戦略の考案や目標管理、現地で採用した営業メンバーの育成といった組織マネジメントも担当しますね。

創業から76年の歴史を持つぺんてるは、文具事務用品の製造・販売を手がけてきました。ぺんてるくれよんやぺんてるサインペン、ぺんてる修正液など、数々のヒット商品を生み出してきましたね。現在では海外での展開も進めており、海外20拠点・120ヶ国以上に商品を展開しています。

ぺんてるの強みは、高い認知度と広範な商品ラインナップ、そして海外市場での存在感ですね。例えば「ジェミニ計画」で宇宙船内にぺんてるのサインペンが持ち込まれたこと、またアメリカでぺんてるのシャーペンがヒットし、シャー芯の太さに「mm」の単位が普及したエピソードなど、その影響力は世界的です。また、文具事業で磨き上げた技術やノウハウも強みで、その技術は化粧品などにも活用されています。

新たなメンバーに求められるのは、それぞれの国の文化やニーズを理解し、その土地で生きる「人」と「文具」の新しい物語を描くことですね。文具が新たな文化を創り出す可能性を持っていますし、その芽を見つけ出すためには、各国のニーズを見つける感性と、それを形にするための提案力が求められます。