未経験でアクチュアリー転職を目指す方法をステータス別に紹介
未経験でのアクチュアリー転職は、試験の合格状況(ステータス)によって難易度が劇的に変わります。この記事では、それぞれのステータスにおける転職難易度、目指せる年齢や年収、そして成功させるためのポイントを詳しく解説します。
そもそもアクチュアリーとは?試験内容などをサクッと紹介
アクチュアリーとは、統計学や確率論などの数理的手法を用いて、将来のリスクを予測・評価する専門職です。主な転職先は、生命保険会社、損害保険会社、信託銀行(年金部門)、監査法人、外資系コンサルティングファームなどです。
試験は1次(基礎5科目)と2次(専門2科目)に分かれており、合格状況によって市場価値が大きく変動します。
| ステータス | 定義 | 転職難易度 | 累計勉強時間の目安 |
| 正会員 | 全7科目合格+研修修了 | 極めて低い(無双) | 8,000〜10,000時間 |
| 準会員 | 1次試験5科目合格 | 低い(引く手あまた) | 2,000〜3,000時間 |
| 研究会員 | 1〜4科目合格 | 普通(ポテンシャル) | 500〜1,500時間 |
| 未合格 | 科目合格なし | 高い(学歴重視) | 0時間 |
未経験のアクチュアリー「正会員」の転職難易度と目指し方
実務未経験で正会員(全科目合格)というケースは極めて稀ですが、もし達成していれば転職市場では「最強のポテンシャル層」として扱われます。
- 転職難易度: 極めて低い。どの企業も喉から手が出るほど欲しがる状態です。
- 目指せる年齢: 30代前半までであれば、未経験でも幹部候補として採用される可能性が高いです。
- 想定年収: 1,000万円〜1,200万円以上。実務経験がない状態でも、資格手当やベース給与が正会員基準で適用されるため、最初から大台に乗るケースも珍しくありません。
未経験転職からのアクチュアリー正会員の目指し方
働きながら2次試験まで独学で突破するのは至難の業です。まずは1次科目をいくつか取得して転職し、実務に就きながら正会員を目指すのが王道ルートです。
未経験のアクチュアリー「準会員」の転職難易度と目指し方
1次試験の5科目をすべて突破した準会員は、数理的能力の高さが完全に証明されています。実務未経験であっても、大手企業への転職は非常にスムーズです。
- 転職難易度: 低い。20代であれば、外資系やコンサルを含め選び放題に近い状態です。
- 目指せる年齢: 30代中盤まで。30代以降は、前職の経験(金融系、IT系など)との掛け合わせが重視されます。
- 想定年収: 800万円〜1,000万円。準会員としての市場価値が加味され、未経験でも高待遇でのオファーが期待できます。
未経験転職からのアクチュアリー準会員の目指し方
1次試験の5科目を揃えることに集中しましょう。5科目揃った段階で転職活動を始めれば、キャリアの選択肢は一気に広がります。
未経験のアクチュアリー「研究会員」の転職難易度と目指し方
1科目でも合格していれば、アクチュアリーとしての「適性」と「やる気」があるとみなされます。未経験から転職する人が最も多いボリュームゾーンです。
- 転職難易度: 普通。ポテンシャル採用枠になります。
- 目指せる年齢: 20代後半までがメイン。30代の場合は、2〜3科目の合格と高い親和性のある職歴が求められます。
- 想定年収: 500万円〜750万円。現職の年収を維持、あるいは微増での転職が一般的ですが、その後の昇給スピードは速いです。
未経験転職からのアクチュアリー研究会員の目指し方
まずは「数学」「生保数理」「損保数理のいずれか1〜2科目の合格を目指しましょう。特に「数学」の合格は、未経験者が最初に突破すべき大きな壁であり、評価の基準となります。
未経験で1科目も取っていない人のアクチュアリー転職難易度と目指し方
科目合格がない状態での転職は、非常に厳しい戦いになります。資格の代わりに「地頭の良さ」を証明する実績が不可欠です。
- 転職難易度: 高い。大手企業の「アクチュアリートレーニー」枠への応募になりますが、倍率は非常に高いです。
- 目指せる年齢: 25歳前後(第二新卒)まで。
- 想定年収: 400万円〜550万円各社の一般総合職と同等のスタートになります。
未経験転職からのアクチュアリーの目指し方
旧帝大・早慶クラスの理系学部卒など、学歴に強みがある場合はポテンシャル採用の可能性があります。それ以外の場合は、「12月の試験で1科目合格する」という実績を先に作るか、専門エージェントを通じて数理業務に近いポジションから潜り込む戦略が必要です。




